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好きなことを見つける文章力!―なぜ“言葉の力”が、あなたと世界に“和楽”をもたらすのか?【その1】

「好きなことが見つからない」
「やりたいことがわからない」
「自分の道が見えてこない」

あなたは、こんな悩みを感じたことはありませんか?

実は、この悩み。一見、社会とのかかわり方を模索している若者に多い悩みのように思われるかもしれませんが、読者の方から頂くメールを拝見していると、若者~定年を迎えられたような年代まで、幅広い年代の方が抱えられている悩みのようなのです。

そこで今回は、一見、「自分探し」とは何の関係もないような「文章を書くこと」を通して、「あなたが心の底から好きなこと」を見つける方法について書いてみたいと思います。

画像:“Letters Play Important Roles in our Lives” by William Arthur Fine Stationery

“言葉の力”が“和楽”をもたらす

さらに言ってしまえば、“言葉の力”は、私がこのサイトでお伝えしているメインテーマである“和楽”を、あなたの人生にもたらす強力な力となります。

噛み砕いて説明すれば、“言葉の力”は、「ムリなく自然に“和”を乱すことなく」、「“楽”しみながら“楽々”」と、「あなたの好きなこと・あなたが心の底から“楽”しめること」をあなたの人生にもたらすことができる力を秘めているのです。

もちろん、“言葉の力”こそが、人生に“和楽”をもたらすための唯一の力だと言うつもりはありません。気が向かなければ“言葉の力”にこだわる必要はまったくありません。

しかし、“言葉の力”のよいところは、どんな人にとっても一般的に使える効果的な力だということです。

どういうことかと言えば、「あの人にとっては役に立つけど、この人にとっては役に立たない」というような力ではなく、「だれにとっても役に立つ力」だということです。

ですから、他にこれといったこだわりがなければ、まずは“言葉の力”を使って“和楽の道”を進んでみることをお勧めしたいと思います。

今、文章が苦手だと感じていたとしても、何の問題もありません

それなりのステップを踏んでいけば、今よりも格段に楽しみながら文章を書けるようになるでしょう。

これについては、機会があれば、記事を改めて書こうと思います。


ただし、注意していただきたいこともあります。それは、一般的に出回っている文章術の中には、かえって“和楽”から遠ざかるような方法を広めているものあるということです。

これについては、今のところ、“言葉の力”の入門前の紹介編程度の内容ではありますが「真実の人生」という物語を無料公開していますし、今後もさらに深い内容をお伝えしていきたいと思っています。


まずは、今回から複数回の記事に分けて、なぜ“言葉の力”が、あなたの人生に“和楽”をもたらすことが出来るのかについて考えていきたいと思います。

あなたの人生に、“楽”をもたらすには?

まず最初に、あなたの人生に“楽”をもたらす方法について考えてみましょう。

あなたの人生に“楽”を引き込むために、まず必要になることはいったい何なのでしょうか?

それは、「あなたにとって、いったい何が“楽”なのか?」を知ることです。

それがわからなければ、“楽”の方向に進むのは難しいと言わざるを得ないでしょう。

それは、小舟が羅針盤もなく大海原に放り出されてしまったら、すぐに遭難してしまうことに似ています。

そうらならないためには、あなたにとっての「“楽”の方位」を知らなければならないのです。

逆に言ってしまえば、“楽”の方向さえ知ってしまえば、あとはその方向に進むだけということもできます。


しかし、残念なことではありますが、多くの人は「自分にとっての“楽”」がいったい何なのかを自覚していません

その証拠に、「好きなことがわからない」、「やりたいことがわからない」、「進みたい道がわからない」といった悩みを耳にすることは少なくありません。

私は、こういった悩みが起こる背景には、大きく分けて2つの要因が存在していると思っています。

1つ目は、「自分の気持ちに気付いていない」という要因です。自分を感じ、理解することが足りていない状態です。

もう1つは、「本当は気付いているけれども、どうせ出来っこない」と諦めて、その気持ちを封印して目を背けている状態です。


そして、この2つのどちらにも対処することができる可能性を秘めている力。それが、“言葉の力”なのです。

【 “和楽の言葉”をお届けします 】

“言葉の力”で“自分の気持ち”に気付く!

順を追って説明していきましょう。

まずは、単純に「自分の気持ちに気付いていない」状態の場合を考えてみましょう。


例えば、文章を書くときような“言葉の力”を発揮することが必要な場面を想像してください。

あなたは、文章をスラスラと書くことができますか?それとも、なかなか筆が進まずに悩みこんでしまいますか?


私もこうやって文章を書いていますが、書けば書くほどに思い知らされることは、「文章を書くのは本当に難しい」ということです。( だからこそ、やり甲斐もあり楽しいとも言えます )

文章を書くことが難しく感じられる原因の1つは、本当に表現したいことを文章を書くためには、否が応にも自分と向き合わざるを得ないということです。

それが、表面的な体裁のよい文章を取り繕おうとしているだけであれば、そんなことは必要ないかもしれません。

しかし、自分の本質から出てくる想いを表現したいと思えば思うほど、自分と向き合わざるを得ない状況に追い込まれるのです。


例えば、「今日一日の空模様をレポートにまとめなさい」という課題が出たとしましょう。

そんな場合であれば、「○月○日(月)晴天 気温:最高○℃ / 最低○℃ 雲ひとつ見えない晴天で、カラッと晴れ上がった洗濯日和でした。夜は新月で、……。」と事実を書いていけば一応形になりますから、自分と向き合ったりする必要はありません。


ではこれが、「あなたの好きな食べ物をテーマに作文を書きなさい」という課題だったらどうでしょう?

「私が好きな食べ物はなんなんだろう?」
「なぜそれが好きなんだろう?」
「好きになったきっかけは?」
「もう二度と食べられないとしたら?」
「逆に、それしか食べられないとしたら?」
……etc.

今度は、もう少し自分と向き合い、探求していく必要が出てきそうです。とはいえ、好きな食べ物くらいであればそんなに難しくもなさそうです。


しかしこれが、「あなたの夢について書きなさい」だったとしたらどうでしょう……?

今度は、「自分の夢がわからないんです……。」と悩んでしまう人も少なくないのではないかと思います。

もちろん、この課題にスラスラと答えることが出来る人もいるでしょう。そんな人は、相当深く自分のことを探求し、感じ、理解することが出来ている人だと言えるでしょう。
頭の中で「これだ!」と思える夢を思い浮かべている人ですら、いざ言葉にして書き始めてみると、いかに自分のことを理解できていなかったのかが浮き彫りとなり、愕然とするのではないかと思います。
(嘘だと思うなら、実際に試してみてください。きっと、驚くことになるでしょう。)

それだけ、「頭で思い浮かべているだけ」の状態に比べ、「言葉にできる状態」は深い理解を必要とされるのです。

しかしこれは、逆に考えると「言葉にしていく過程は、探求を深める絶好の機会」と捉えることもできます。

あなたが文章を書こうとするとき、そのテーマがあなたの本質に迫るものであればあるほど、その文章を練り上げるプロセスを通じて、あなたはより深く自分自身のことを探求し、感じ、理解することが必要になります。
あなたの本質にかかわる文章を書こうとすれば、自然と、あなた自身を深く探求することになるのです。
これが、“言葉の力”によって「あなたにとっての“楽”」を知ることができる理由の1つ目です。

文章を書くことで、自然と滲み出るあなたの魂

そしてさらに言ってしまえば、「空模様のレポート」のような他愛もない文章ですら、実はあなた自身を知るための大きな手がかりとなるのです。

例えば、植物を育てる才能がある人と、天文学の才能がある人では、同じ「空模様のレポート」でもその様子はだいぶ違ってくるはずです。

植物を育てる才能がある人が空模様を見ていれば、「この日差しは、あの植物を育てるのによさそうだな」などと、誰に頼まれることもなく植物のことを自然に考えてしまうはずです。

天文学の才能がある人であれば、その興味は別のところに向かうはずです。

そして、スポーツが好きな人であればグラウンドのコンディション、音楽が好きな人であれば温度・湿度が楽器に与える影響、子育てに情熱を持っている人であれば子供の遊び場に意識が向かうかもしれません。

あるいは、光学の技術者であれば、真っ赤な夕焼けを見て光の波長とスペクトルに想いを馳せ、電気の技術者は雷をエネルギーとして利用できないかと頭をひねらすかもしれません。

そうやって、とくに意識することもなく自然に、楽しみながらあれこれ考えてしまうことは、その人に与えられた“天与の才能”なのです

文章を書くための探求のプロセスは、それを知るための絶好のチャンスです。

文章を書くこと自体に、あなたが、あなた自身を知るための強力な力が秘められているのです。


それは、普段は目を向けてもらえずに隠れていた、大好きなことに目を輝かせている、あなたの中の純粋な子供の部分を見つけ出すプロセスだと言ってもいいでしょう。
文章を書くことは、あなたの魂に出会う旅だとも言えるのです。




ただし注意して頂きたいこともあります。

それは、文章を書くことに対する苦手意識が強いばかりに、本当は好きなことですら苦手に感じてしまうことがあるということです。

例えば、本当は夜空の星について書きたいことがたくさんあるにもかかわらず、文章に対する苦手意識がその気持ちを隠していまい、星に興味を向ける気持ちまで覆い隠してしまうことがあるのです。

これを防ぐためには、文章を書くことに対する苦手意識を乗り越える必要があります。

乗り越えると言っても、なにも大変な努力しなければならないという意味ではなく、ちょっとした工夫でも、やり方次第で大幅に苦手意識を感じずに文章を書けるようになると思います。

これについては、機会があれば、記事を改めて書きたいと思います。


また、残念なことではありますが、文章に対する向き合い方次第では、“言葉の力”を、自分の中の子供の部分を抑圧し、魂を封印してしまう方向に使ってしまうこともあるのが現実だと思います。

この記事の最初にも書いたように、よくある文章術の中にも、そのような「かえって“和楽”から遠ざかってしまうもの」も少なくありませんので、ご注意ください。

これも記事の最初に書いたことですが、“和楽の道”では今のところ、“言葉の力”についての入門前の紹介編程度の内容ではありますが「真実の人生」という物語を無料公開しています。また、今後もさらに深い内容をお伝えしていきたいと思っています。

あなたの気持ちにフタをしている封印を解くには?

ところで、この記事の最初に、人が「自分にとっての“楽”」を見つけることが出来ない理由として次の2つをあげました。

  • 自分の気持ちに気付いていない。自分を感じ、理解することが足りていない状態。
  • 「本当は気付いているけれども、どうせ出来っこない」と諦めて、その気持ちを封印して目を背けている状態です。
これまでに説明してきたように、文章を書くことによって自分自身を知るための探求をすることによって、「自分の気持ちに気付いていない」という要因については“言葉の力”で解決できそうです。

では、「本当は気付いているけれども、どうせ出来っこない」と諦めて目を背けている場合はどうでしょう?

こんなときにも、“言葉の力”は処方箋を与えてくれます。


この場合の問題は「どうせ出来っこない」と諦めてしまっていることにあります。

「どうせ出来っこない」が「できるかもしれない」、「きっとできる」、「出来るに決まっている!」、「出来て当然。なにが凄いの?」という風に、出来るという自信が高まっていけば、おのずと本当の気持ちを封印する必要がなくなっていきます

では、いったいどうすれば「出来るという自信」を高めることができるのでしょうか?
そのためのひとつの方法は、“言葉の力”が、あなたにとっての“楽”を、“和”を乱すことなく実現する力を持っているということを知ることです。

あなたにとっての“楽”を、ムリなく実現する方法を知ることが出来れば、「どうせ出来っこない」と“楽”を封印する必要はなくなるのです。

この「“言葉の力”が“楽”をムリなく実現する作用」については、「あなたにとっての“楽”を見つける」の次のステップである「あなたにとっての“楽”を実現する」に重なる内容です。

このことについては、次の記事をお読みいただければ自然と理解できると思いますので、今回はここで終ろうと思います。

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