ある日、あなたの目の前に、2人の妖精のような存在が突然現われ、何かをささやきました。
2人の言うことは、まったく真逆です。
「
これはきっと、妖精の姿を借りた天使と悪魔のささやきに違いない!」
あなたは、そう直感しました。
突然の出来事に驚きはしたものの、あなたは彼らの言葉はハッキリと記憶に焼きつけることができました。
しかし、肝心なことがわかりません。
どちらが天使の言葉で、どちらが悪魔の言葉なのかがわからないのです。
天使と悪魔がささやいた言葉はこうです。
「
和を大切にしなさい。和を乱さず、平和が大切ですよ。」
「
我を大切にしなさい。自分を満たすことが大切ですよ。」
さあ、ここで問題です。
この二つの言葉、いったいどちらが天使の言葉で、どちらが悪魔の言葉なのでしょうか? 考えてみてください。
いかがでしょうか?答えは出ましたか?
和を重んじる日本文化に生きる身としては、一見、「和を大切に」が天使の言葉で、「我を大切に」はエゴ丸出しの悪魔の言葉のように聞こえます。
一方で、「集団のために自分を押し殺すなんて信じられない」という(日本人の私が勝手にイメージした)西洋文明的な価値観からすれば、自分を輝かせてくれる「我を大切に」が天使の言葉で、自分を失ってしまう「和を大切に」が悪魔の言葉と捉えることもできます。
さてさて。
あなたの考えはどうでしょうか?
今回の記事は短いですが、これでお終いです。
【和楽的回答編】に進む前に、「なんとなく」でまったく問題ありませんので、是非、あなたの答えを考えてみてくださいね。
大切なのは、一旦立ち止まって、あなた自身がどう思うのか、どう感じるのかを確かめてもらうことです。
この「自分で考える」、「自分の感覚を確認する」というステップを踏むかどうかで、次の記事からあなたが受け取るものが大きく変わることになるでしょう。 答えがでたら、次の記事へ。
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【和楽的回答編】和と我―大切なのはどっち?天使と悪魔の分かれ道